S級レース展望

強力な遠征勢を地元勢が総力戦で迎え撃つ!

すっかり真夏の風物詩に定瘤した小倉が生んだ大ヒーロー吉岡稔真氏の冠が付いた大会も今年で17回目。今回はS級.A級・ガ—ルズの3本立。S級は1班16名の豪華版、それも北日本・関東・南関東・中部・近畿・瀬戸内・九州から精鋭を集めたのは小倉の底力なのかも。北日本からはタイトルホルダ—山崎芳仁・伏見俊昭の福島熟年コンビが登場。関東は自カ・自在の高橋築(東京)にはマーカ—柿澤大貴(長野)。南関東はハンマー投げ日本一から転身した重戦車、野口裕史には3年前のGPチャンプ和田健太郎がスクラムを組む千葉コンビ。中近は捲りの柴崎淳(三重)と中井太祐(奈良)。瀬戸内は強力で阿波のモンスター犬伏湧也(徳島)が満を持して参戦。連携するのは吉岡氏が立ち上げた「不動会」に属する名選手、渡部哲男(愛媛)。アイスホッケーのプロから転身した自カ・自在の隅田洋介(岡山)の強カトリオ。迎え撃つ九州は各地で旋風を巻き起こしてる沖縄の星、伊藤颯馬には岩谷拓磨・小川勇介・園田匠の地元不動会トリオ迄が1班。2班で狙えるのは自カの久田裕也(徳島)林慶次郎(福岡)金ヶ江勇気(佐賀)藤井侑吾(愛知)一戸康宏(埼玉)は上位に通用。

令和のユニコーン

犬伏 湧也

犬伏 湧也

(徳島/119期)

昨年の吉岡稔真カップを圧倒的パワーで制した嗚門の怪物は師匠と仰ぐ小倉竜二のアドバイスを忠実に守り、ジムと街道そしてパンクで鍛え上げ、実戦では長い距離を意識してモガく事で飛躍的に強く成り、それが3月大垣記念の優勝。単騎をプラスに考え、じっくり後尾に構え、鐘4から丸1周をカマしたタイムは正に驚異。初参加の平塚ダービーは力強い自力戦法で優出の快挙。勢いは増すばかり。異次元バワーで連覇。

不動会の総大将

園田 匠

(福岡/87期)

吉岡稔真カップは3連覇もあるドル箱開催。御存知の通り、不動会のリ—ダ—役を立派に務めるだけでなく、自らも鍛え上げ、チャンスは絶対に逃がさない脚には仕上げて居り、それがこの安定した成績。特に地元小倉戦は気合が還うのか、競輪祭は常に好走。今年は昨年防府記念の落車・失格で出遅れたのに、2月のFIは犬伏湧也・小倉竜二を相手に優勝。それが6月大垣記念の快走。狙うはVのみ。

悲願のVへ時は来た

小川 勇介

小川 勇介

(福岡/90期)

吉岡稔真氏に弟子入りして18年の歳月が経つ地元輪界を背負って立つ看板スタ—。その縁で師匠の冠が付いたこの大会はほぼ出場、優出は欠かした事が無いのに、惜しい処で優勝を逸してるのは痛恨事。師のアドバイスもあり、練習方法・フレーム・セッティングを煮詰めたのが昨年からの好成績。今年も順調で6月の玉野優勝は目標不在なのに直線だけで突き抜けたもの。高松宮記念杯で落軍したが、キッチリ仕上げての参戟。

沖縄の星は自然児

伊藤 颯馬

伊藤 颯馬

(沖縄/115期

高校の時から注目されたスプリンターは沖縄の地で思う存分やりたい練習をやれてるのが昨年から続く快進撃。小倉は昨年の競輪祭、勝ち上がりで自信満々に捲って来た脇本雄太を一発で止め、全国に名を売り、今年は高知全日本選抜・別府ウィナーズカップ・平塚ダーピー・岸和田高松宮記念杯で大景れ。力あっても欲が無く、つい後の為に頑張ってしまうが、その気に成れば横はやれるし、勝利に執着した暁には立派なグランブリレーサー。

常に全力勝負の好漢

和田 健太郎

和田 健太郎

(千葉/87期)

公的には支部長、中村浩士の片腕と成り、千葉輪界を支え乍ら本業で結果を出し続ける努力のレーサーを、神様はちゃんと見てたのか、3年前は記念•特別をそつなくまとめ、賞金でグランプリに出場する快挙。本番の平塚は9番目の人気でも超スター相手に怯む事なく前々に攻めた事で奇跡的にコースが空き、突き抜ける栄冠。1年間チャンピオンユ――フォームを纏い闘ったのは勲章。小倉は>歴もある大好きなバンク。

北の超スターは健在

山崎 芳仁

山崎 芳仁

(福島/88期)

小倉競輸祭は2007年1月、2009年1月に2度優勝がある思い出バンクはGIを9度優勝してる輪史に名を残すスター。グランドスラム達成へ残された日本選手権、グランプリ獲得を励みに、また、125期生として来年デピューする患子の成長を楽しみに日々努力してるのがこの安定した成績。何時でも自力を出せる脚は作って居り、経験と卓越した勝負勘でオールドファンを喜ばす。

不動会のニューヒーロー

岩谷 拓磨

岩谷 拓磨

(福岡/115期)

富山で生まれ育ち自転車競技をスタートさせた若者はプロに成るため単身福岡は北九州市小倉北区に移住して行った先は吉岡稔真氏が主宰する「不動会」。師の教えは適確で115期に合格するや、ここ迄は順風満帆。不動会でも主に兄弟子、小川勇介と切磋琢磨する事で確実にパワーアップ。今年は競輪祭の落車が響き2月からのスタートに成ったが、小倉FI準>、3月大垣記念優出。日本選手権・高松宮記念杯の出場は大きな自信。狙うは勿論優勝。

備前の侍は勝負の鬼

隅田 洋介

隅田 洋介

(岡山/107期)

岡山市の隣、総社市で育ったスポ—ツマンはアイスホッケーをやりたくて東上、念願叶い社会人でもやってた関係で栃木からデピュー。師匠、山口責弘(84期)の指導で2年間は徹底先行を貫き、それが良かったのかS級に昇格するや、捲り主体にチェンジ。1班を手土産に古里に帰ったが、現在でも時間があれば栃木へ行き、員杉匠と練習してるのは全て頂点を目指してのもの。小倉バンクは脚質マッチして居り、メンバーで走法は使い分ける。

千葉が誇る重戦車

野口 裕史

野口 裕史

(千葉/111期)

北海道は函館の隣(北斗市)で育ち、高校から陸上競技(投榔)で頭角を現わし、千葉の順天堂大学ではハンマー投げ一本に絞り、日本選手権優勝でピリオドを打ち、思い切って転身したスポーツマンは人間としても立派な金メダリスト。この体を活かすには逃げしかないで、強く成るための努力は惜します、それがこのバック数。常に400パンクなら2周は持つ練習はして居り、小倉は嫌いでなく、むしろ好きで得意バンク。

L級展望

女手児玉碧衣に果敢に挑む女牲たちの熱戦!

岸和田高松宮記念杯で新設されたガールズGIパールカップの栄えある初代女王に輝いた児玉碧衣(福岡)の凱旋シリーズ。小倉成績は競翰祭を含め9割以上が1瘤の物凄さ。児玉の3連勝を軸に、焦点は2.3酒争い。捲りの日野未来(奈良)鈴木奈央(静岡)の攻防。

小倉バンクの鬼

児玉 碧衣

児玉 碧衣

(福岡/108期)

昨年の平塚ガールズグランプリは無念の落車で4度目の優勝は水泡に帰したが、新設されたガールズ(GI)岸和田高松宮記念杯での第1回パールカップは予選・準決を強烈パワーで押し切るや、決勝は度胸満点の鐘3発進で丸一周以上を逃げ切り、後続を引き離す完勝で女王の座を奪回すると同時に立川グランプリを決めたのは勲章。小倉は走れば9割の確率で1着がこれ迄。

才色兼備のニュースター

日野 未来

日野 未来

(奈良/114期)

グラビアアイドルとして松戸競輪場へ仕事に行ったことでガールズケイリンを知り、思い切りよく転身を決意した豊後生まれの根性ガールは素質あったのか、一発で合格しただけでなくゴールデンキャップに輝いたものゝ、デビュー後は鳴かず飛ばずの時に決断したのが、久留米は藤田剣次道場への武者修行。これで一挙に花開き、捲りの威力はガールズトップクラス。

中・長距離のエリート

鈴木 奈央

鈴木 奈央

(静岡/110期)

110期を在校1位で卒業したエリートは国内のケイリンよりナショナルチームに在籍、中・長距離走で海外を飛び回ってたが東京五輪の代表から漏れたのを機に本業に専念。捲りを武器に結果を残し、第1回パールカップにも出場。結果は雰囲気に呑まれたか、全くらしさを発揮できず悔いを残す。次なる目標はGI松戸オールガールズ、そこへ向けて目下猛特訓中。

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